人気ランドセルの値段と相場は?平均的な価格帯と安いランドセルを探すコツ

ランドセルの豆知識

【ランドセルの値段】平均相場と選び方のポイント

そもそも、みんなはいくらくらいのランドセルを買っているのでしょう……?

入学準備であれこれ新調するものがあるし、できればランドセルの価格は抑えたいのが正直なところ。ただ、安すぎると子どもが気付きそう、つくりは悪くないの?などと心配してるママも多いはず。

ここでは、知っておきたいランドセルの平均相場や有名メーカーの価格帯、さらに価格帯別のおすすめランドセルまで徹底紹介します!

高いランドセルと安いランドセルの違いもわかりやすく解説するので、選ぶべきランドセルが鮮明に見えてくるはずですよ♪

また、最近のランドセルはこだわり重視の傾向。物価の上昇も相まって、予算3万円ではちょっと足りない可能性も。ここで情報収集して、予算と計画をしっかり立てましょう!

【2018年】ランドセルの平均相場

まず気になるのがみんなが買っているランドセルの「価格相場」。2018年のランドセルで一番買われた価格帯はどれくらいなのか、ここで徹底解析します!

売れ筋は5万円台のランドセル

一番買われているランドセルの価格は、全体の20%以上に上った「5万円台」でした。ちょっと高めな気もしますが、少し頑張ってでも「いいものを買ってあげたい!」と考える両親やおじいちゃんおばあちゃんが多いようです。

また、メーカーもその傾向に合わせて5万円台に豊富なデザインを揃えています。「子どもが選んだ色やデザインがこの価格帯だった」というケースも目立ちます。

およそ半数が4万円~6万円台を占める

販売数のおよそ半数が4万円~6万円台を占めているという結果に。

安いものは19,900円から高いものは179,000円までと、まさにピンキリ価格のランドセル。大半は10万円までなので、そのちょうど真ん中あたりの価格帯ですね。

安すぎず高すぎず、「標準~ちょっといいもの」が求められていることがわかります。

気になるあのランドセルの値段は?

買いたいリストにあがっている、あのランドセルは一体いくらくらいなのでしょう?

ここでは有名メーカーの価格帯や、価格帯別のスペックを調査してみました!

有名メーカーの価格帯一覧

さっそく有名メーカーの価格帯をチェックしていきます!

メーカー名 価格帯
セイバン 48,600円~91,800円(税込)
フィットちゃん 39,900円~97,200円(税込)
ふわりぃ 37,908円~65,880円(税込)
ララちゃん 40,000円~70,000円(税込)
イオン 32,400円~97,200円(税込)
ニトリ 19,900円~49,900円(税込)
萬勇鞄 52,920円~99,360円(税込)
土屋鞄 59,000円~120,000円(税込)
鞄工房山本 59,000円~179,000円(税込)
中村鞄 50,000円~88,000円(税込)
羽倉 54,000円~84,240円(税込)

一番安いのはニトリ。人気のセイバンやフィットちゃんは、低価格帯から高級なものまで幅広く販売しているようですね。

工房系で安く買えるのは中村鞄や萬勇鞄。ただし、最低でも5万円以上とやはり高めの価格帯のようです。

予算内で買えるランドセルをチェック!

では、考えている予算でどのくらいのスペックをもったランドセルが買えるのか、価格別にその内容を比較してみましょう!

【予算別ランドセルスペック】

  • 1万円以内:ネット通販などで販売。使用上最低限の機能はあるが中国製が多い。
  • 2万円以内:ニトリの最安モデルや中国製。耐久性は高まるがデザインが少なめ。
  • 4万円以内:大手メーカーの最安モデル。背負いやすさやバリエーションが広がる。
  • 6万円以内:大手メーカーの高級モデルや工房系の人工皮革モデル。オーダーも可能に。
  • 8万円以内:百貨店モデルや牛革素材、オーダーメイドのもの。
  • 10万円~:数量限定、牛革やコードバン素材など、各メーカーのハイグレード。

2万円以内のランドセルはニトリ以外だとほとんどがネット通販、さらに中国製のものが多く品質に不安が残ります。

4万円前後になると、背負いやすさや耐久性などの機能は標準装備。色やデザインの選べる幅も広くなっています。

5万円を超えると工房系のランドセルも買える価格帯に。素材やデザインにこだわるほど、価格は上がっていきます。

予算はもちろん、子どもに買うランドセルは「何に重点をおくのか」によっても価格が違ってくるようですね。

高いランドセルと安いランドセルの違い

高いランドセルと安いランドセル、具体的にはどこに「差」が出てしまうのでしょう。

決定的な違いは素材

価格に最も影響しているのは「素材」。主にお手頃価格の人工皮革、相場よりちょっとお高めな牛革、「革のダイヤモンド」と呼ばれるコードバンがあり、良い素材を選ぶほどその価格帯は高くなっていきます。

【素材別の特徴】

  • 人工皮革:比較的安価で軽量、水に強い。牛革・コードバンに比べ傷が付きやすい。
  • 牛革:革の質感を上品に演出。傷に強いが水に弱くお手入れが必要。
  • コードバン:なめらかで独特の光沢を放つ。耐久性に優れるが重くお手入れも必須。

大きさや構造にも差がでる

格安ランドセルの中には、教科書の収納力が低かったり芯材が弱く潰れやすいなどのデメリットがあるものも。

大きさ基準の一つ「A4フラットファイル対応」かどうかや、耐久性のチェックがメーカーで行われているかなど、子どもが使う上で最低限の品質も大切にしたい点ですね。

ただし、「高ければいい」というわけでもありません。無理のない予算で大満足のランドセルを見つけるためにも、高いランドセルと安いランドセルのメリット・デメリットを知っておきましょう!

【高いランドセル】

メリット
  • 見た目から上質
  • 耐久性が確保されている
  • カスタムやデザインが選べる
デリット
  • 価格が高い
  • お手入れが面倒
  • 使い方によっては後悔することも?

メリットはデザイン性や見た目の美しさが充実していること。また、素材も品質が高いため、耐久性に優れています。

一方、デメリットは高い価格や素材によってはお手入れが必要になること。また、子どもが雑に扱うのを見て「わざわざ高いものにしなくてもよかった」と後悔するママもいます。

【安いランドセル】

メリット
  • 価格が安い!
  • 選ぶものによっては品質基準も◎
  • もし壊れても買い換えやすい
デリット
  • 選ぶものによっては品質がイマイチ
  • 保証が付いていないものもある
  • 他の子とかぶる可能性が高い

メリットはとにかく安いこと。安くても品質に問題ないものも多いため、「ちゃんと使えればOK」とこだわりが少ない人にはもってこいです!

デメリットは、安いだけに背負いやすさや耐久性の品質が下がってしまう可能性があること。また、選べるデザインが限られるため他の子とかぶることも考えられます。

家庭によって重視する点は違います。それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、予算と選ぶべきランドセルをすり合わせていきましょう!

値段別おすすめランドセルブランド

価格を絞っていっても、ランドセルの種類は選びきれないほどたくさん!ここでは値段別におすすめを大発表!「どうしても決められない」というママは参考にしてくださいね♪

安さ重視!~3万円台まで

「とにかく安く!」という人には、3万円以下の格安ランドセルが買える大手家具チェーンのニトリやショッピングモールとしてもおなじみのイオンがおすすめ。

ニトリは2万円をきる「Spirits わんぱく組」や3万円台でカラーや刺繍のオシャレも楽しめる「メチャピカ わんぱく組」などを展開。

A4フラットファイル対応や子どもの成長に合わせてなじむ肩ベルト、通気性のいい背当てを基本装備。ランドセルでもしっかり「お、ねだん以上。」です!

ニトリのランドセルの詳細を見る

幅広い価格帯が自慢のイオン。安さ重視のものでは、24色のカラバリを誇る「はなまるランドセル24」が人気です。

イオンランドセルの集大成とも言えるこのモデルは、大容量サイズでありながらフィット感抜群の背当てによって軽さを実現。被りにくい豊富な色も子どもが喜ぶポイントですね!

イオンのランドセルの詳細はこちらの記事で!

一番人気の4~5万円台

最も買う人が多い4~5万円台のランドセルでは、メーカーとしても人気の高いセイバンやフィットちゃんがおすすめ。

「天使のはね」でもおなじみのセイバンは、背負うときの負担を軽減する独自のベルト構造が標準装備に。5万円台ならコンバースなどブランドとのコラボモデルも購入可能です!

かわいい妖精モチーフの「天使のはね フェアリー」や、男の子が憧れる宇宙をイメージした「ネオ ユニバース」など、子どもの「好き」を活かせるデザインもおすすめですよ♪

セイバンのランドセルについて詳しく知りたい方はこちら

「150種類50色から選べる」と、その豊かなバリエーションが嬉しいフィットちゃん。背負いやすさや型崩れしない耐久性は全てのモデルに装備されています。

おすすめは、ランドセルのふちや刺繍デザインが反射する「安ピカッシリーズ」。フィットちゃんは、一部モデルが5,000円前後安くなるWEBサイトでの購入がオトクですよ!

フィットちゃんのランドセル詳細が知りたい方はこちら

少し贅沢6万~10万円台

ちょっぴり予算に余裕がある人、おじいちゃんおばあちゃんからのサポートが期待できる人は、6~10万円台の工房系メーカーにチャレンジしてはいかがでしょう?

土屋鞄は、素材の良さや職人技を引き立てるシンプルなデザインで有名。10万円までの予算で、牛革やコードバン素材の上品なランドセルがゲットできます。

牛革の美しさと子どもになじむ自然のカラーが愛らしい「牛革 プレミアムカラー」や、凜とした佇まいが他の子との差を出す「コードバン ベーシックカラー」がおすすめ。

土屋鞄のランドセルを詳しく知りたい方はこちら

ワンタッチ錠前や撥水加工など、手作りの良さを残しつつ機能性も豊かな萬勇鞄。ベーシックでありながら個性が光るカラバリやデザイン性もおすすめポイントです。

人気は、女の子の好きなカラーをギュッと集めた「クローネティアラ」。騎士の紋章をモチーフにした「リリークレスト」はかっこよく学校デビューしたい男の子にベスト!
萬勇鞄のランドセルの詳細が知りたい方はこちら

10万円超の高級モデル

高級な10万円超えランドセルも気になるので覗いてみましょう♪

硬派で高級感漂う存在感が魅力の黒川鞄工房は、とくにコードバン素材のランドセルがおすすめ。「コードバンプレミアム」では革のツヤを活かす濃い深みカラーがおしゃれです。

また、最高峰モデルの「総コードバン」はその名のとおり、すべて厳選されたコードバンで作られた匠の技術が詰まったモデル。20万円を超える価格ですがその価値はあります!

黒川鞄工房のランドセルの詳細はこちら

オシャレに敏感な女の子には、人気のティーンファッションブランド・メゾピアノのランドセルがおすすめ。

高級モデルの「アンティーク・ル・リアンランドセル」は、落ち着いたカラーにブランドオリジナルの花柄リボンが抜群のかわいらしさ。ウィング背カンで背負いやすさも◎です。
メゾピアノのランドセルの詳細を見る

【独自リサーチ】ランドセルの安い時期

実はランドセルにも「安い時期」があるんです!この時期は通常価格よりも割安に購入できるので、もしかしたらワンランク上のモデルが狙えるかも……?

年末年始が狙い目

「子どもはとくにこだわっていない」「とにかく安く買いたい!」という人は、年末年始のタイミングが狙い目!

12月に入ると在庫処分の値引きが始まります。さらに、年末年始の帰省で祖父母に購入してもらうことを想定し、メーカーは初売りなどのセールを開催することも。

春から夏になると周囲の人の多くはラン活の最盛期に入りますが、安く買うことを優先したい場合は焦らずピークが過ぎるのを待ちましょう。

ピークを過ぎるとアウトレットも

ランドセル購入のピークである8~9月を過ぎると徐々にアウトレットセールも開始されます。とくに、70%以上の人が購入を終えている1月以降は大幅な値下げの期待大!

【安い時期の購入ポイント】

  • 工房系の人気モデル・カラーは売り切れている可能性あり
  • 大手メーカーの人気モデルは量産されているので買える可能性大
  • 赤や黒など定番カラーは残っていることが多い
  • アウトレットセールのタイミングはメーカーの最新情報で常にチェックを!
  • 店頭よりWEBサイトの方が品揃えが多く選択肢も増える

これらのポイントを踏まえた上でいくつかターゲットを決め、購入計画を立てておきましょう!

大人のお財布事情VS子どもの求めるランドセル

「安く買うこと」と同じくらい大事にしたいのが「子どもの気持ち」

とくに「これがいい!」とビジョンがハッキリしている子の場合、安いランドセルに反対されてしまうことも考えられます。

そんなとき、まずは子どもの意見をしっかり聞いてあげること。色やデザインなど、子どもがもつ「こだわり」が明確に見えてくるはずです。

予算内で見つからない場合は、ランドセルカバーでアレンジするなどの案を提示してあげるのも一つの手です。

いずれにせよ、ランドセルを6年間背負うのは子ども自身。子どもも納得できる結果にしてあげられるよう、きちんと話し合いましょう。

値段もデザインも納得できるランドセルを見つけよう!

「安くてできるだけ良いものを」と考えるのは、単なるワガママでなく子どもを思うママだったら当たり前のこと。

子どもの理想のランドセルをあらかじめ理解しておくことで、希望のランドセルを安く買うベストな方法が見つかるはずです!

デザインを選び始めるまえに、予算を含めどんなランドセルにしたいか家族でよく考えてみましょう♪