ランドセルリメイクで意外なものに大変身!卒業後も捨てずに再利用する方法

ランドセルの豆知識

ランドセルはリメイクして思い出も残しておこう♪

ランドセルはリメイクして思い出も残しておこう♪

6年間を共にしてきたランドセルはリメイクでずっと使い続けることができます。大切な思い出がいっぱい詰まっているのに、もう使わないなんてもったいない!

学生生活のスタートからずっと一緒だったオンリーワンのランドセルだからこそ、手元に置いておきましょう。

中学校生活で使えるものにしてもいいですし、成人した時のサプライズプレゼントにしても喜ばれます。他にもまだまだアイデアはたくさん!

どこでリメイクしてくれるの?料金は?卒業後のランドセルを素敵にリメイクしてくれるセンス抜群の工房情報からリメイクのコツまで、イチからわかりやすく解説します。

ランドセルリメイクの基本情報!種類や値段もチェック

ランドセルリメイクの基本情報!種類や値段もチェック

まずはランドセルをリメイクするときにぜひ知っておきたいことをチェックしていきましょう。

依頼はリメイク工房が一般的

ランドセルのリメイクは専門のリメイク工房に依頼するのが一般的です。

工房それぞれにアイデアも豊富で、ユニークなリメイク品がたくさんあります。

初めてリメイクを考えている人はリメイク工房を探すのがいいかもしれません。

ランドセルのリメイクとは思えない素敵な小物がたくさんありますよ!

⇒⇒おすすめリメイク工房を先に見る

また、ちょっと意外かもしれませんが、ランドセルのメーカーでもリメイクを受け付けているところがあります。

たとえば大手ランドセルメーカーのフィットちゃんでは、本物の約1/4サイズのミニランドセルにしてもらえます。

とても可愛らしく、それほど場所をとることなくインテリアとして飾ることができますよ♪

製作にはおよそ4~5か月かかり、料金は12,960円(税込)とのこと。

興味がある人はメーカーに問い合わせてみましょう。

大きく分けて3通りのリメイク方法がある

リメイクに使われる部分の使い方には大きく分けて3種類あります。

  • かぶせ部分(フタ)
  • かぶせ + 肩ベルト
  • ネーム入れの部分や前ポケットの窓部分

これらを組み合わせると実にさまざまな小物が出来上がります。

たとえばかぶせ部分は平らで大きなスペースがあるので、長財布やバッグを作ることも可能。アイデアしだいで多くの小物が作れそうです。

肩にかけるベルト部分は一見再利用しにくそうですが、ズボンのベルトに加工できるところもあります。

また、窓部分はフォトフレームやパスケースなどにちょうど良いサイズです。

工房それぞれに工夫を凝らしているので、何に加工してもらうかを考えるのも楽しいですよ。

リメイク品の種類と価格相場

リメイク品はオーダーメイドの手作りとなります。そのため、工房によって価格もさまざまです。

いくつかのおおよその価格を紹介するので、参考にしてください。

  • 財布:約10,000円~40,000円
  • バッグ:約20,000円~30,000円
  • ポシェット:約5,000円~20,000円
  • 小物入れ:約5,000円~10,000円
  • アルバム:約10,000円~20,000円
  • パスケース:約5,000円~10,000円
  • ミニランドセル:約5,000円~15,000円
  • 数種セットになっているもの:約20,000円~30,000円

※いずれも税別での目安価格です

センスで選ぶ!おすすめ工房セレクション

センスで選ぶ!おすすめ工房セレクション

「リメイクしたいけどどこに頼んだらいいの?」という人も多いのではないでしょうか?

大切な思い出がいっぱいのランドセルをリメイクしてくれる、人気の工房はこちらです!

ランドセルリメイク工房(SNAKER)

現在2年待ちという超人気工房。日本橋三越本店や丸広百貨店でも受付しています。

✂ どんなものにリメイクできる? ✂

財布、手帳、スマホケース、ペンケース、コードクリップ、トラベルトレイ、ベルトループ、パスケース、名刺入れ、キーホルダー、コインケース、ネームタグ、写真たて、印鑑ケース、通帳ケース

  • 価格:ランドセル1つにつき一律25,000円(5個まで作成可能・6個目からは別料金)
  • 住所:神奈川県藤沢市渡内2-3-7
  • 連絡先:TEL/FAX0466-90-3458) メール(hebi4000@gmail.com)

カナーズジャパン

世界に一つだけの思い出を形にしたいならこちらがおすすめ。他にはないランドセル型のアルバムなど、ユニークなリメイク商品が豊富です。

✂ どんなものにリメイクできる? ✂

ランドセル型アルバム、ポシェット、ミニランドセル型キーホルダー、各種キーホルダー、カードケース、めがねケース、ベルト、卓上鏡、壁掛け鏡、フォトフレーム、パスケース、トートバッグ、ショルダーバッグ、小銭入れ、財布、通帳・手帳ケース、お得なセット料金設定あり

  • 価格帯:864円~51,840円(税込)
  • 住所:新潟県新潟市西蒲区升岡161-1
  • 連絡先:TEL・FAX(0256-77-5012)

Hanakujira

ランドセルを無駄なく使えるセット価格がお得です。タイミングによってはプレゼントがもらえることも♪

✂ どんなものにリメイクできる? ✂

財布、ミニランドセル、キーケース、コインケース、パスケース、わんちゃんの首輪、システム手帳、時計、お得なセット料金設定あり

  • 価格帯:1,980円~20,000円(税込)
  • 住所:愛知県北名古屋市徳重与八杁15-1-101
  • 連絡先:メール(hanakujira@nifty.com)

レザースタジオ サード

相談しながら型紙から起こしてリメイクできる工房です。「こんなのが欲しい」という希望がある人にぴったり!

✂ どんなものにリメイクできる? ✂

パスケース、財布、キーホルダー、手さげ鞄のハンドル、通帳ケース、バッグ、スニーカー型スマホケース、他オーダー可能

  • 価格:見積相談のうえ
  • 住所:広島県福山市多治米町6丁目3-17
  • 連絡先:TEL(084-971-7356) FAX(084-971-7360)

K&K Brothers

雑誌に掲載されたこともある本格革細工工房。ひび割れのあるランドセルでも金具を利用してリメイクが可能です。

✂ どんなものにリメイクできる? ✂

財布、バッグ、キーケース、名刺入れ、小銭入れ、カード入れ、ランドセル型キーホルダー、パスケース、ブックカバー、ペンケース、携帯ストラップ、ベルト

  • 価格帯:380円~24,800円(税込)
  • 住所:群馬県太田市城西町1-1
  • 連絡先:TEL・FAX(0276-49-5331)

本人用だけじゃない!用途別リメイクのアイデア

本人用だけじゃない!用途別リメイクのアイデア

ランドセルのリメイクというと、本人が喜ぶ小物に……というイメージがあるかもしれませんが、必ずしも本人用である必要はありません。

お子さんの成長を見守ってきた祖父母や家族用にリメイクするのもいいですよ♪

お世話になってる祖父母へプレゼント

ランドセルの購入をおじいちゃんおばあちゃんからのプレゼント、という形にしている人も多いですよね。

無事卒業した暁にはそのランドセルを別の形にリメイクし、感謝の気持ちを込めてプレゼントしてみませんか?

おじいちゃんおばあちゃんとしても、6年間お孫さんを見守ってきたランドセルを見て、感激もひとしおでしょう。

もちろん、パパママが買ってあげたランドセルをリメイクしてプレゼントにしてもいいですね。

お孫さんとおじいちゃんおばあちゃんでお揃いのキーケースを作ったり、卒業式の写真を入れるフォトフレームをプレゼントしたりするのもいい記念になります。

家族みんなでおそろい小物

小学校の卒業は家族にとって大きなイベント。せっかくリメイクするなら、家族みんなが持てるおそろいの小物を作ってみませんか?

中学校や高校までバスや電車で通学するお子さんなら、パパママとお揃いのパスケースがあると心強いかもしれません。

また、一人ひとつずつ持っている自宅の鍵も、おそろいのキーケースに収めると一体感が生まれますよ。

ランドセルがまだ綺麗な状態なら、小銭入れを家族の人数分作ってもいいですね。

大切な節目だからこそ、家族の絆を再確認できるものがおすすめです。

ペットがいるなら首輪にも

ペットも家族の大事な一員。工房によっては首輪を作ってくれるところがあるので、ワンちゃんにもプレゼントをしてみませんか?

一般的に、ランドセルのリメイクというとかぶせ(フタ)の部分を使うものが多いようですが、首輪は肩のベルト部分で作れます。

この部分を余らせてしまうのはもったいないですよね。

大事なランドセルだからこそ、家族のために最大限に思い出をリメイクしましょう。

お子さんの思い出がしみ込んだ首輪なら、ワンちゃんもきっと喜んでくれるはず♪

【要注意】リメイクするならおさえるべきポイント

【要注意】リメイクするならおさえるべきポイント

ランドセルのリメイクは、大事な子ども時代の思い出をずっとそばに置いておける素敵な方法。

でも、いくつか気を付けなければならないこともあります。

納得できるリメイクのために、次のことを確認しておきましょう。

時間がたつと劣化!早めにリメイクへ

リメイクするには元のランドセルの状態が良いことが大切です。

湿気がこもったまま放置していると、カビが生えてしまって使える部分がなくなってしまうこともあります。

また、雨に濡れたまま放置したランドセルは雨の跡が残ったり、革自体が膨らんだりしていることもあります。

せっかくリメイクしても、ヒビ割れができたり傷みが目立っては悲しいですね。

普段あまりお手入れをしていなかったランドセルや、何年もクローゼットにしまいっぱなしになっていたランドセルは、リメイクが可能な状態かしっかり確認するようにしてください。

卒業後は劣化する前に早めにリメイクに出すのがおすすめですよ。

リメイクができないケース

ランドセルの革の劣化状態によっては、リメイクできないこともあります。

  • ステッカーを貼っていてはがれないもの
  • 落書きだらけできれいな部分が少ない

これらは、状態によっては破損した部分を上手くリメイクに活かせる場合もあるようですが、依頼する工房に直接相談するのがおすすめです。

また、目立つ汚れがなくても、革そのものが劣化しているとリメイクが難しいかもしれません。

依頼前にランドセルの革を折り曲げて、そのまま1分ほど放置してみてください。

これでヒビのような亀裂が入ったり、裂けたりしてしまうようでは、リメイクしても使用に耐えられない可能性があります。

リメイクが可能な場合でも、裏を張りなおすなどの手間がかかることがあり、料金が割高になることがあります。

リメイクができないランドセルの再利用方法については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にして下さい。

リメイク工房は納得できるところを選ぶ

ランドセルをリメイクできる工房は意外にもたくさんあります。

せっかく世界に一つのランドセルを加工してもらうのですから、失敗しないようにセンスの合うところを吟味して選びましょう

出来上がってから「思ってたのと違う…」となっても元には戻せません。

多くの工房では出来上がりのサンプル画像を掲載しているので、画像を参考にしたり、直接問い合わせてオーダーしたりするといいですよ♪

ランドセルリメイクで物を大切にする心を育んで♪

ランドセルリメイクで物を大切にする心を育んで♪

6年間お世話になったランドセル。「お疲れ様」とそれでお役目終了にしてしまうのももったいないですね。

なにより、ランドセルの素材はとても丈夫で上質なものが多いです。

リメイクして財布やバッグ、ペンケースなどにすると、まだまだ活躍できますよ。ものによっては一生ものの小物が出来上がるかもしれません。

小学校を卒業したからと簡単に捨てるのではなく、これからも大事に使っていけるリメイクは、子どもに「もったいない」精神を学んでもらうチャンス!

生まれ変わったランドセルで物を大切にする心も育てられたら嬉しいですよね。