ランドセルの寄付で繋がる思い出のリサイクル

ランドセルは寄付をしても思い出は残ります。
日本のランドセルは6年間活躍してもまだまだ子どもたちと付き合えるほど丈夫。多くの発展途上国ではそんなランドセルが来てくれるのを待っています。
現地では寄付によってようやく学校に行ける子どもや、子どもに教育を受けさせる余裕がない人たちがたくさんいます。
そんな学びの機会に恵まれない子どもたちにとって、ランドセルを背負って学校に行けるのは大きな喜び。
もしもあなたのランドセルがそのきっかけになれたら……?
もしも大人たちが子どもの教育の大切さに気づいてくれたら……?
今まで頑張ってくれたランドセルはそんな大きな希望と可能性を持っています。
あなたの寄付で、海の向こうの子どもたちにもまた、新たな思い出作りをさせてあげませんか?
ランドセルの寄付を受け付けている団体

ランドセルの寄付を受け付けている団体はたくさんあります。
いずれの団体もボランティアとして寄付を募っているので、送料や輸送費などは寄付をする人が負担するのが基本となっています。
多少の自己負担はありますが、大切に使ってきたランドセルを有効活用でき、子どもたちを笑顔にできるという喜びはお金には代えられないものです。
ジョイセフ
世界中の女性の命と健康を守るために活動している団体です。
受付期間
春 3月10日~5月31日
秋 9月1日~10月31日
料金(送料・輸送費)
ランドセル1個につき1,800円+倉庫までの送料実費
寄付先
アフガニスタン、モンゴル
寄付可能なランドセルの状態
○色・年数が経ったもの
○寄せ書き、名前
×ベルトや留め具の破損
×劣化が激しい
×豚革製(宗教上の理由)
×お守り、防犯ブザー等
クラレ
ランドセル用の素材を作っている企業です。社員がボランティアとして梱包し、送っています。
受付期間
不定期
2018年は1月8日~でした。目標の応募数に達すると終了になるようです。
料金(送料・輸送費)
首都圏にあるランドセル受付倉庫までの送料を実費負担
寄付先
アフガニスタン
寄付可能なランドセルの状態
○鞄として使用可能な状態
×複数応募
×学校指定デザイン
×豚革製(宗教上の理由)
×金具が壊れている
×横型タイプ
×キャンパス地
ワールドギフト
物資支援を必要としている国に、再利用活動として寄付を行っている団体です。
受付期間
常時受付
料金(送料・輸送費)
送料と再利用にかかる費用を含めて2,400円~(寄付品のサイズによって変動します)
寄付先
アフガニスタン、スペイン、プエルトリコ、アンゴラ、スリランカ、ブータンなど、82カ国
寄付可能なランドセルの状態
○多少の色あせ、汚れ
×穴が開いている
×肩ベルトなどの破損
セカンドライフ
認定NPO法人グッドライフの活動のひとつです。発展途上国へのワクチン募金や被災地域へ物資の寄付を行っています。
受付期間
365日×24時間申込み可能
料金(送料・輸送費)
箱のサイズの3辺合計が120cm以下:1,980円
箱のサイズの3辺合計が160cm以下:2,480円
寄付先
国内外の施設や学校など
寄付可能なランドセルの状態
○鞄として使用可能な状態
日本シリア連帯協会
シリア人によって立ち上げられたシリア人を支援するための団体です。
受付期間
不定期
2018年は4月30日が締め切りでした。
料金(送料・輸送費)
送料実費
寄付先
トルコで難民となっているシリアの子どもたち
寄付可能なランドセルの状態
○鞄として使用可能な状態
NGO時遊人
「継続的」かつ「直接的」に教育支援をすることで、貧困からの脱却をサポートしている団体です。
受付期間
常時受付
料金(送料・輸送費)
段ボール1箱につき1,000円以上の寄付+倉庫までの送料
寄付先
ベトナム、タイ、カンボジア
寄付可能なランドセルの状態
×型崩れ
×はがれ
×外観や内部の著しい破損
エコトレーディング
捨てない・燃やさないためのリサイクルを行っています。
受付期間
常時受付
料金(送料・輸送費)
送料実費
寄付先
フィリピン、タイ
寄付可能なランドセルの状態
○色、形
×ベルトの破損
×衛生面の不備(カビなど)
×傷み
完全無料でランドセルを寄付する方法

ランドセルを寄付する場合、多くは送料などの実費を負担することが必要です。
「送料を負担してまでは…」とためらう人は、ちょっと待って!
お金をかけずにランドセルを再利用してもらう方法もあります。
メルカリやヤフオクなどのフリマアプリ
無料で受け付けている団体はありませんが、マルカリやヤフオクなどのフリマアプリなら自己負担なくランドセルを出すことができます。
ただし値段はかなり安くなってしまうので、利益は期待できません。
また、梱包なども気を遣うことになるので、それなりの手間はかかります。
ランドセルを寄付するときの注意点

寄付をする前には、これだけは必ずチェックしておきましょう。
状態が悪すぎるものは寄付できない
ランドセルを再利用してもらうには、ある程度使用可能な状態であることが求められます。
カバンとして使用できないほど状態が悪いものは寄付できません。
<寄付前のチェックポイント>
- 破れはないか
- 表面のはがれはないか
- 蓋が締まって留まるか
- ベルトが破れていないか
- 本体に破損はないか
- カビは生えていないか
<この程度はOK>
- 経年劣化による汚れ・はがれ
- 名前や寄せ書きが書いてある
- 個性的な色やデザイン
- 年数がたっている(状態に問題がなければOK)
<さらに喜んでもらうには>
多くの団体では、ランドセルの中に新品の鉛筆や消しゴム、ノートなどの文房具を入れて贈ることを歓迎しています。
新品に限りますが、使う予定のないものが余っていれば、一緒に送ってはいかがでしょうか。
豚革ランドセルはNGな場合も
まれにランドセルの素材に豚革が使われていることがあります。
アフガニスタンなどでは宗教上の理由から豚革はNGとなっているので、ランドセルの素材と寄付先のサイトを確認してから送るようにしましょう。
受付期間は要チェック
団体によっては寄付の受付期間が限定されていることがあります。
受付期間外ではせっかくのランドセルを受け取ってもらえないことが多いので、事前に受付期間をしっかり確認しておくのがおすすめです。
ランドセルの寄付にかんするQ&A

まだ綺麗だけど自宅では使い道がない……そんなランドセルを有効活用するうえで、こんな疑問はありませんか?
Q1.国内の児童施設や被災地に寄付したいのですが…
国内では中古のランドセルの寄付は受け付けていないことが多いです。善意のつもりで送っても、かえって迷惑になってしまうのでおすすめできません。
国内の施設や被災地を支援したいなら、ランドセルではなく、募金など別のやり方がいいでしょう。
Q2.寄付以外の使い道はある?
ランドセルをリメイクして、さまざまなものを作ってもらうことができます。
思い出のランドセルを小物として身に着けるのも素敵ですね。興味がある人は探してみてください。
<ランドセルからリメイクできる小物の例>
- 財布
- キーホルダー
- ショルダーバッグ
- 小銭入れ
- 名刺入れ
- 定期入れ
Q3.リサイクルショップなどでは売れる?
使用感があるものは引き取ってもらえない可能性が高いです。新品、もしくは短期間で買い替えた状態が良いものなら売れるかもしれません。
ランドセルを寄付して笑顔を贈ろう

新入学から卒業まで、6年間大切に使ってきたランドセル。まだまだ使えるのに、使う機会がないのはもったいないですね。
かといって、捨てるにはお金がかかります。
そんなまだまだ活躍できるランドセルを必要としているところに届ける寄付なら、気持ちよく送り出せるのではないでしょうか。
発展途上国では、子どもたちの学習のためのランドセルや文具がまだまだ不足しています。
役目を終えたかに見えるランドセルも、また新たな学びの場できっと子どもたちに寄り添ってくれることでしょう。
多少の金銭的な負担はかかりますが、海の向こうの輝く瞳にとってランドセルはプライスレスの贈り物。
あなたもランドセルの寄付で笑顔の贈り物をしませんか?