ランドセル修理どうしたらいい?破損したときの対処法
子どものランドセルが壊れてしまったとき、ママは慌ててしまいますよね。
「保証書どこにしまったっけ?」「修理中はどうしたらいいの?」など、気になることもたくさんあるはずです。
でも大丈夫!ここでは修理申し込みの手順や「こんなときはどうしたらいいの?」というSOSにもばっちり回答していきます!記事を読み終わったときには、困っていたママもすばやく行動を起こせるはず。
1つずつ解決して、明日も子どもが安心して登校できるようにしてあげましょう♪
ランドセル修理の範囲・費用は?かかる日数もチェック
ランドセルの壊れ方によって、修理の費用や日数が変わってきます。
壊れてしまったランドセルを確認してみてください。どこがどのように壊れていますか?
手元のランドセルと照らし合わせながらチェックしていきましょう!
無料の範囲と有料になる例
糸のほつれや金具の故障など、通常の使用で起きたものであればほとんど無償で修理してもらえます。中には修理の際にかかる配送料を全額負担してくれるメーカーも。
では、修理費が有料となってしまうのはどんな場合なのか、主なケースを見てみましょう。
【修理費が有料になる主なケース】
- 故意による破損
- 使用上問題のないキズや汚れ、落書きなど
- 破れやつぶれ
- 部品交換が必要な場合
有料の対象はメーカーによって異なるため、詳しくは問い合わせるのが確実。
また、多くのメーカーでは入学年度4月からの6年間が保証期間となっていますが、念のため保証書に記載されている期間もチェックしておくと安心ですね。
【困った!】保証書がない!
保証書がない場合、まずは購入店舗やメーカーに問い合わせてみましょう。工房やメーカーから直接購入している場合、販売データが残っている可能性もあります。
こういうときに限って見つからない!というときでも慌てずに対処しましょう。
「メーカーがわからない!」という人は「ランドセル修理のSOS!こんな時どうする?」をチェック!
かかる日数の目安
修理の日数はメーカーや修理内容によって異なります。
【修理にかかる日数の目安】
- 大手メーカーの場合:1~2週間くらい
- 工房系の場合:2~4週間くらい
簡単な修理の場合はもっと早く、逆に大がかりな場合はもっと時間がかかってしまうこともあります。問い合わせのときに具体的な修理日数も聞いてみましょう。
【困った!】修理の間の通学はどうしたらいい?
ランドセルを修理している間は、ありがたいことに代替ランドセルを無料で貸し出してくれるメーカーがほとんど!ただ修理期間が短い場合や欠品で代替ができないことも……。
そんなとき、先輩ママたちは子どもに代用のリュックや手提げを持たせているようです。
学校によっては規定があるので、修理することについて事前に担任の先生に声を掛けておくと安心です。
マイランドセルが無い間、子どもが安心して登校できる環境を整えてあげましょう!
修理不能の場合もあり
各メーカーでランドセルの保証内容には差があり、大きな裂けや破損など状態によっては修理不能となってしまうケースもあります。
とても残念ですが、子どものためにも悲しんではいられません!修理不能な場合はリーズナブルなモデルや中古を買う、または兄弟や周りの人のお下がりをもらうのが無難。子どもの気持ちに配慮しつつ、どうするかよく話し合って決めましょう。
ランドセル修理の流れとポイント
では、さっそくランドセル修理の流れを一つひとつチェックしていきましょう!
メーカーから直接購入した場合はそのメーカー、イオンやイトーヨーカドーなどの販売店で購入した場合はその購入店舗で対応してもらうのが基本となります。
まずは電話連絡から
はじめに購入したメーカーに電話で問い合わせをします。オペレーターの指示に従い、質問に答えていきましょう。
必ず聞かれるのが「どこがどう壊れているのか」です。各部分の名称をしっかり伝えられるようにあらかじめチェックしておくと慌てません。
また、電話の際は保証書を手元に置いておくと便利です。以下については、必ず確認するようにしてくださいね。
【電話で確認すべきこと】
- どれくらいの期間がかかるのか
- 費用はかかりそうか
- 代替はあるのか
今すぐにでも電話したい人は、「メーカー連絡先一覧」へ!
修理するランドセルを送る
問い合わせが済んだらメーカーから代替ランドセルが送られてきます。
【修理ランドセル発送の流れの例】
メーカー、販売店舗に問い合わせ
メーカーから指定配送会社によって代替ランドセルが届く
ドライバーに修理するランドセルをそのまま預ける
イオンやイトーヨーカドーなどの販売店で購入した場合は、保証書と一緒に店舗へ持参することが多いようです。
修理の出し方はメーカーや条件によって違います。詳しくは問い合わせの際にオペレーターから伝えられるのでしっかり確認しておきましょう!
ランドセルを発送、持参するまえに、中身やキーホルダーなどの付属品が付いていないかを必ずチェックしてくださいね。
戻ってくるのを待つ
修理に出したら安心してできあがりを待ちましょう!
修理が完了した時点でまずは連絡をくれるメーカーもあります。
多くの場合、キレイに直ったランドセルが配送されたら、同時に配達ドライバーが代替ランドセルを引き取ってくれます。
または配送された段ボールを使って代替を返却する、購入店舗でやりとりするケースもあるので、あらかじめ修理後の流れを知っておくとスムーズです。
壊さないための日頃のお手入れと対策
どのメーカーも安心のサポート体制は整っていますが、できるならば壊さず大切に使いたいものですよね。
ちょっとしたお手入れや対策で、大事なランドセルをトラブルから守ることができますよ!
壊れやすい要注意箇所をチェックしておく
メーカーによると、修理依頼で壊れている部分は大体決まっているのだそう。前もって壊れやすい箇所を知っておくことで、とくに注意して使うことができます。
【ランドセルの壊れやすい要注意箇所】
- ナスカン:荷物が重すぎる、強く引っ張ることで外れる、折れる
- 背カン:強い力を加えることで動きが悪くなる、肩ベルトが外れる
- 自動ロック金具:ゴミが入る、強い力を加えることで変形、破損する
- ファスナー:巻き込みや強い力を加えることで故障、破損する
- ベルト:荷物が重すぎる、強く引っ張ることで糸がほつれる、外れる、切れる
強く引っ張ったり荷物をギュウギュウに詰め込んだり。こんな無理な使い方は壊れる原因になるため注意しましょう。
日常的なお手入れ方法
キレイな状態を維持するためにも、日々状況に応じた適切なケアが大切です。
【雨で濡れたとき】
- 乾いたタオルで濡れた部分を優しく拭き取る
- そのまま日陰干しをする
ランドセルは熱に弱いため、ドライヤーを使って乾かすことはNG。濡れてしまったときは強く擦るのではなく優しく拭きあげるのがポイントです。
【汗や食べ物などの汚れ】
- 薄めた中性洗剤やクリーナーを汚れた部分になじませ汚れを取る
- 乾いたタオルで拭き取る
- そのまま日陰干しをする
何の汚れかによってもお手入れ方法は変わるので注意しましょう。
また、消毒用アルコールや漂白剤などの薬品は生地を傷めるので使わないでください。
【革が硬くなったとき】
- 乾拭きで汚れやホコリを取っておく
- 少量の保革油を布になじませ革に塗り込んでいく
- そのまま日陰干しをする
天然皮革の場合、使っていくうちに表面が硬くなってしまうことがあります。専用のオイルを塗って定期的な保湿ケアをしてあげましょう。
ただし、塗りすぎると革が柔らかくなりすぎてしまいます。多くても週に1回のお手入れにしましょう。
ランドセルの素材や仕様によって正しいお手入れ方法には大きな差が。各メーカーの指示に従って正しいお手入れでキレイを長続きさせましょう!
壊れないためにできる対策
ランドセルを壊さないために、便利アイテムをとり入れるのもおすすめです。
- かぶせ用カバー…傷、汚れ防止
- 汗取りパッド…背あて部分の汗染み予防
- 防水スプレー・専用クリーナー…水や乾燥に弱い本革素材を守る
ランドセル修理のSOS!こんな時どうする?
ランドセル修理について一通り解説してきましたが、中には例外トラブルも。
ここではママたちの「こんなときどうするの?」というSOSに答えていきます!
どこで買ったかわからない/購入店舗がつぶれた
メーカーがわかっていれば、直接問い合わせてみるのがベスト。そのまま修理対応へ進めてくれる可能性も。
また、国産のランドセルを総括する一般社団法人日本鞄協会「ランドセル工業会」は、基準を満たしているランドセルに認定証を付けています。
この認定証は6年間の修理が補償されている証なので、どこで買ったかわからなくても安心して保証を受けることができます。
メーカーがわからない!
プレゼントされた場合、メーカーがわからないこともありますよね。ランドセルにはロゴが記載されていることが多いです。まずは以下の部分をチェックしてみましょう!
【メーカーロゴがありそうな部分】
- カブセの内側
- ポケット内側
- 金具やプレートなどのパーツ
ランドセル工業会の保証書にはメーカー番号が記載されています。どうしてもわからない場合は、工業会に問い合わせてみましょう!
自分で直したい!やり方を教えて
小さい傷や裂けの場合、修理費用が有償となってしまうことが多いです。「目立つから自分で何とかしたい」という人は、ここで簡単な応急処置の方法を見ていきましょう。
ただし、無理するとさらに事態が悪化する恐れも……。保証はできませんので、修理に出すのが一番と覚えておいてください。
【小さな傷の応急処置】
- 傷部分をクリーナーで優しく拭き、なじませる
- 細かい傷はランドセルと同色のペンなどで補修する
- 表面が剥がれてできた傷は少量の接着剤で貼り付ける
【肩ベルトの裂けの応急処置】
- 小さな裂けは接着剤でくっつける
- 細かい部分は同色の糸で縫い付ける
これらはあくまで応急処置。失敗する可能性もあるためおすすめはできません。
何か対策はないか、メーカーにプロのアドバイスをもらうといいですね。
ランドセルメーカーの連絡先一覧
すぐにでも問い合わせしたい人のために、有名メーカーの連絡先や保証内容をいくつかまとめています。保証書とメモのご用意も忘れずに!
TEL | 受付時間 | 代替ランドセル | 送料 | |
---|---|---|---|---|
セイバン | 0120-749-440 | 9:00~17:00 | あり | メーカー負担(有償修理除く) |
フィットちゃん | 076-441-4566 | 10:00~18:00 | あり | メーカー負担 |
土屋鞄 | 0120-907-647 | 10:00~17:00 | あり | メーカー負担 |
イオン | 最寄りの店舗 | ー | あり | 店舗へ持参店舗で受け取り |
萬勇鞄 | 052-485-7899 | 10:00~18:00 | あり | 片道のみ自己負担 |
池田屋 | 0120-15-8983 | 11:00~19:00 | あり | メーカー負担 |
修理が必要になったらとにかく早めの連絡をしましょう!代替ランドセルや送料については例外があるため、各メーカーに詳しく問い合わせてください。
メーカー以外の販売店には専門知識のあるスタッフが常在していないことも多いので、注意が必要です。
ランドセルのスムーズな修理は問い合わせから!
ランドセルが壊れたらまずはメーカーや購入店に連絡を!
ママが慌てていては子どもも心配になってしまいます。どこのメーカーも全力を尽くしてくれるはずなので、安心して身を任せましょう!
ベストなのはランドセルが壊れないようにしてあげること。日頃から子どもと一緒にお手入れする習慣をつけると子どももモノを大切にする気持ちが生まれます。
6年間の相棒、ずっとキレイに背負ってあげられるといいですね♪